サウンドヒーリングと音叉のブログ

医療用の音叉による音・振動・周波数を体に取り入れることによって、細胞や魂レベルでの活性化を促すサウンドヒーリングサロンです。

「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」

MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事


2016年に国立新美術館で行われていた
MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展
に行った時の感想です。


施術の時の仕事着として、
長年愛用しておりますうさとの服とは、

同じデザイナーズブランドながら、
似ているようで対極というか、
そのようなイメージを持ちました。


どちらも 服の形に"宇宙的" というか、
縄文土器や埴輪などの形を
イメージさせる部分があるように感じます。

また 布地や素材に、
すごくこだわりを感じます。


ですが、うさとの服の場合、服を着た時に、
その布の 着心地や自然素材が、
人間の皮膚の代わりをするような、

そんな感覚をうさぶろうさんは
持っていらっしゃるのではないでしょうか。

着心地を 一番大事にするということかもしれません。


いっぽう 三宅一生さんは、
服の形、つまり"形霊(かただま)"
強く意識しているのではないのかなと思いました。

また、素材が人体に対して
どういう影響をもたらすか というよりも、
素材としての面白さ」を
どう服に生かすか ということなのでしょうか。


近年の a-pocシリーズは、
工業製品というイメージの方が強くて、
西欧の産業革命以降のマニュファクチュアを強く推し進める感じでした。

コンピューターにより、布を織るときに
あらかじめ服の形が織り込まれていて、
はさみを入れるだけで服が出来上がります。

それは、
コピー機でイラストをコピーするような感覚で服が作られていく方法で、

人的労働力というものはほぼかからない
未来的な服の作り方が登場した、
という感じで、
とてもびっくりしました。


どちらも 伝統と技術という、
ものつくりにとって重要な考えを
根本に持っている作家さんですが、

これだけアプローチが違うというのが
興味深いです。
とても見ごたえがありました。


MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」
http://2016.miyakeissey.org/

<original post : 2016/05/07>